「異常なし」と診断されたぎっくり腰や慢性的な腰痛を改善する方法|コラム

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豆知識コラム

「異常なし」と診断されたぎっくり腰や慢性的な腰痛を改善する方法

腰の痛みに悩まされているのに、病院で「異常なし」と言われるとどうしようもなくなります。では痛みが続くのはなぜでしょうか?

この記事では、病院の診断後も残る腰痛の真の原因と対処法を紹介します。ぜひ腰痛への対策を参考にしてください。

腰痛は本当に異常なしなのか

腰痛

ぎっくり腰や慢性的な腰痛に悩まされていても病院で「異常なし」との診断を受けた後、あきらめて痛みと共に生活している方は少なくありません。しかし、実際にはその背後にはさまざまな原因や要因が存在することが考えられます。

実は、MRIやレントゲンなどの画像診断では、微細な筋肉の異常や筋緊張、関節の動きの問題といった要因が必ずしも明確には捉えられないことがあります。また、痛みの原因は身体的な要因だけでなく、精神的なストレスや生活習慣の乱れによるものであることも考えられます。

例えば、デスクワークが多い方や長時間の立ち仕事をしている方は、無意識のうちに同じ姿勢を続けて筋肉に負担をかけてしまうことがあります。このような筋肉の使い方の偏りや筋緊張が痛みの原因となることがよくあります。

病院の診断は重要ですが、それだけに頼るのではなく、日常の生活習慣や姿勢、心の健康も含めて腰痛の原因を多角的に考える必要があるのです。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰

ぎっくり腰とは、正式には「急性腰痛」と呼ばれる、突然起きる強烈な腰の痛みを指します。

重いものを持ち上げたときや急な動きをしたときなど、腰に過度な負荷がかかる瞬間に突如として起こります。

実際の原因は、腰の筋肉や靭帯の微細な損傷により、急激な筋肉の収縮や炎症が生じるためです。痛みは非常に強く、一時的に立ち上がることも難しくなる場合があります。

しかし、大半のぎっくり腰は、適切な休養やケアを行うことで短期間で回復します。それでも、一度ぎっくり腰を経験すると再発のリスクが高まるため、日常生活の中での正しい体の使い方や予防策を学ぶことが重要です。

慢性的な腰痛の種類と特徴

慢性的な腰痛

慢性的な腰痛は、3ヶ月以上続く腰の痛みのことです。

主な種類として、椎間板症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症・すべり症、変形性腰椎症、脊椎側弯症、骨粗しょう症、坐骨神経痛などの疾患があります。

多くの方が生涯で一度は経験すると言われており、本記事では特に疾患例の多いヘルニアと症状としてよく見られる坐骨神経痛について解説します。

ヘルニアの原因と対処法

ヘルニア、特に椎間板ヘルニアは、多くの人々が直面する腰痛の原因の一つとして知られています。

ヘルニアの主な原因は、腰の椎間板が老化や外傷、繰り返しの負荷などで変性し、その結果、椎間板の中の髄核が飛び出してしまうことです。

髄核が飛び出して隣接する神経を圧迫すると、激しい腰痛や下肢に放散する痛みを感じることがあります。

対処法として、初期段階では薬による治療かコルセット固定による症状の軽減が挙げられます。

さらに、症状が強い場合や長引く場合は、病院での診断によって手術の可能性もあります。

坐骨神経痛の原因と対処法

坐骨神経痛は、多くの人が経験する痛みの一つで、特に腰から臀部、さらには足にかけての鋭い痛みやしびれを引き起こします。

この痛みの主要な原因は、坐骨神経が何らかの原因で圧迫または刺激されることです。例えば、椎間板ヘルニア、仙腸関節の問題、筋肉の緊張、妊娠などがあります。

坐骨神経痛の場合、まずは原因となる疾患や状態の診断が必要です。痛みの軽減のために、ステロイドを注入するブロック注射や麻酔を行います。

また、理学療法やストレッチ、マッサージも効果的です。重症の場合や、他の治療で改善しない場合には、手術が検討されることもあります。

日常生活においては、体の姿勢を正しく保ち、適度な運動を心がけることで、坐骨神経痛の予防や症状の悪化を避けることが可能です。

ぎっくり腰・慢性的な腰痛の改善方法

ぎっくり腰と慢性腰痛

ぎっくり腰や慢性的な腰痛は、突発的に起こることもあれば、長期にわたって徐々に悪化することもあります。

以降では、痛みの軽減を可能にする、正しい知識や方法をお伝えします。ただし、症状が重い場合や自己判断での治療が難しい場合は、専門家のアドバイスを受けるようにしてください。

正しい知識で日常を過ごす

腰痛は日常の習慣や姿勢が原因となることが多いです。原因を正確に知ることで、正しい座り方や立ち方、物の持ち方など、日常の基本的な動作を見直すことができます。

例えば、重い荷物を持つ時には、膝を曲げてしゃがみながら、荷物の正面に立ち、足の位置が荷物から遠くならないようにしてゆっくり持つなど、腰に負担をかけないようにします。

また、長時間の座り作業を避けることも大事ですし、座るときは猫背や前かがみにならず、椅子に浅く座り、足をしっかり床につけることで、正しい姿勢を保てます。

このように、日常の動作一つ一つに気を付けることで、腰痛のリスクを大幅に減少させることが可能です。

効果的なストレッチとエクササイズ

ストレッチとエクササイズは筋肉を柔軟に保ち、腰周りの筋肉を強化することができるため、腰痛の発生リスクが低減します。

特に腰や背中の筋肉を伸ばすためのストレッチや、筋肉を鍛えるエクササイズは特に推奨されています。

ストレッチとしては、足を前後に開き後ろ側の足で膝をつきながら、両手を前側の足の膝に置き、上体を少しずつ前にスライドさせた後、ゆっくりと元の位置に戻してください。反対側も同様に行うと良いでしょう。

エクササイズは、まずは仰向けに寝て両膝を立て、両手を膝頭に当てた後、息を吐きながら上体をゆっくり起こし、1~2秒静止します。その後、息を吸いながら元の位置に戻す、という動作を5~10回繰り返すと良いでしょう。

ストレッチやエクササイズを定期的に行うことで、腰の筋肉が強化され、慢性的な腰痛のリスクを軽減させることができます。

市販の薬や器具の効果的な使い方

腰痛の緩和には、市販の薬や器具の活用も効果的な場合があります。

市販の薬としては、湿布や塗り薬などの外用薬と内服薬(飲み薬)があります。成分の中の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が、炎症を減少させ、痛みを軽減させます。

また、市販されている腰痛サポートベルトやコルセットは、正しいサイズとフィット感を確認してから選びましょう。

ただし、市販の薬や器具を使用する際は、説明書や医師の指示に従い、適切に使用するようにしてください。

整形外科や整体院に通う

専門的な治療やアプローチが必要な場合は、整形外科や整体院に通いましょう。

整形外科では、レントゲンやMRIを使用して痛みの原因を特定し、薬物治療やリハビリテーションの指導を受けることができます。

整体院では、体の歪みや筋肉のこりを直接的に手で調整し、痛みの原因を取り除く手技治療を行います。これにより、痛みが生じる原因を根本的に解消し、再発の予防や体のバランスの回復を図ることができます。

腰痛へのアプローチは個人差がありますので、自分の体の状態や症状に合わせて、適切な施設を選びましょう。

カイロプラクティックの施術を受ける

カイロプラクティックは、腰痛や体の歪みの原因となる脊椎や関節を中心に、手技によって調整することを目的とした施術方法です。特に、長期間にわたる腰痛や投薬、機材が苦手という方にとって自然治癒力を活かしているカイロプラクティックはおすすめです。

カイロプラクティックの根底には、脊髄を通る神経が全身の臓器や組織に影響を与えるという理念があります。背骨が正常な位置や動きをしていない場合、腰痛が発生することがあるため、背骨のズレや動きの制限を修正することで、神経伝達を正常化します。

カイロプラクティックは、痛みの原因を根本的に解消し、体の健康をサポートするのに役立つでしょう。

まとめ

「異常なし」と診断されたぎっくり腰や慢性的な腰痛も改善が可能です。まずは実際の痛みの原因を特定していきましょう。

さらに、腰痛に対して正しい知識を持ち、効果的なストレッチやエクササイズ、市販の薬や器具、そして専門家の助けを借りて対処してください。

岐阜市で猫背矯正を希望する方へ

岐阜市で猫背矯正の施術に対応する岐阜身体矯正院が、猫背による健康面への影響と猫背を改善する方法についてまとめました。

背中や腰が丸くなり、下腹と膝が前に出た姿勢は、胸もお尻も下がったように見えるため、実年齢より老けて見られがちです。そのうえ、肩こり・腰痛を招きやすくなりますので、岐阜市で猫背矯正を希望する方は、お気軽にご相談ください。マンツーマンの施術により、お客様一人ひとりに合わせた施術を心がけています。

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